2012年10月17日水曜日

好調に推移する良品計画の業績

 西友のプライベートブランドとして当初40品目でスタートした無印良品は、2010年には設立から30年経ち、今ではPBの先駆けとして一般の消費者にもなじみ深い存在となっています。現在では7,000品目もの商品を提供するブランドとしての地位も確立しており、海外へも米国を初め、ヨーロッパ11カ国、アジア9カ国・地域へと進出し、グローバル企業として認知されつつあります。


 私は、良品計画に全く縁がないわけではありません。何故かというと、ツタヤのTポイントを貯めている関係で、一番多く利用するコンビニがファミリーマートであり、ファミマには良品計画で提供する商品が陳列されているからです。今年の夏も、タオル生地のハンカチを持っていくのを忘れ、何度かファミマで購入しました。このほかには、良品計画のポストイットは質の良さから以前から愛用させていただいています。最近まで知らなかったのですが、良品計画自身が店舗を出しているものの、規模は小さく文具品や食品などだけを販売しているのかと思っていました。すると、売り場面積がやや広めの店舗を岡山駅の駅ビルの中に出店、良品計画がベッドまでも売りっていることを初めて知りました。当初、生活雑貨9品目、食品31品目で始まったビジネスは新たなカテゴリーを築いたといえます。

 この良品計画に関する記事が2012年10月5日付日本経済新聞朝刊に掲載されていましたので紹介します。記事の題目は『良品計画、経常益最高に。今期194億円、好採算の衣料伸びる』です。以下引用文。
 『総合雑貨店「無印良品」を展開する良品計画は4日、2013年2月期の連結経常利益が前期比21%増の194億円となりそうだと発表した。当初計画を13億円上回り、08年2月期以来、5期ぶりに経常最高益を更新する。麻素材を使ったシャツなどの売り行きが良く、好採算の「衣服雑貨」部門の売り上げが好調に伸びる。販売費の抑制も押し上げる。
 売上高に当たる営業収益は計画を4億円上回り、7%増の1912億円となる見通し。3〜8月期に国内外で22店を出店したほか、既存店売上高も前年同期比2%増と堅調だった。上期の既存店売上高がプラスとなるのは6年ぶり』
 良品計画の収益に寄与したのは、麻やオーガニックコットン(有機栽培綿)などの素材にこだわった高価格帯の衣料品だそうです。衣料品といえば、私は「ユニクロ」だったのですが、岡山駅にせっかく出店したのですから、今度利用してみようと思っています。今日のブログを書くまで全く気付かなかったのですが、無印良品こそがプライベートブランドの先駆けだったのですね。プライベートブランドは、消費者、販売者、そしてメーカーにとってもプラスです。特にメーカーにとっては、生産が安定していること、販売促進費などの費用がかさまないことなどから注目されているカテゴリーです。PBの良品計画の今後の業績とともに、カテゴリーキラーとして登場したのですから、現在のPBだけにとどまらず、新たなカテゴリーを積極的に開拓することが望まれます。

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