2011年12月19日月曜日

わが国の国債残高と名目GDP

私は、我が国の国債発行残高が増加していることに日々危機を抱いている。特に、名目GDPが増加ではなく、減少し続けており、必然的に名目GDPに対する比率は急上昇することとなり、我が国の財政はより厳しくなることが予想される。第二次世界大戦後の英国が経験したのは名目GDP比率250%程度で、その後、通貨安、インフレ、景気後退の三重苦に陥った。国債残高が増加すれば、金利上昇は免れない。そこで、金利水準に引っ張られ通貨が上昇することも考えられるが、やはりインフレ傾向の国からは資金が流出、その結果、通貨安を招いたと推測される。イギリスは世界経済の中で地位を低下させることとなった。
 残念だが、我が国もイギリスの後を追っている気がする。政治混乱、税負担の忌諱、官僚の腐敗など様々な問題があるものの、経常収支が黒字を続け、潤沢な個人の貯蓄があるから大丈夫、ギリシャとは違うと皆が言っているが、本当にそうであろうか。確かに、ギリシャのように国民の25%が公務員であるというバカげだ状態ではない。しかし、2~3%程度にとどまっている我が国の公務員比率ではあるが、一般会計に加え、特別会計など国の税金に依存している国民の比率はどうなのであろうか。特に、特別会計の膨大な額から考慮して、ギリシャ以上に政府の資金に癒着している人々が多いかもしれない。
 今日は憶測で全てを語っています。まだ、初期の段階でブログとはどういうものなのかがわかっていません。今後はできる限り、正確なデータ等に基づき、色々と書き綴っていきたいと思っています。

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