2012年11月1日木曜日

愛用のLet's noteとパナソニックの事業再編

 私は、3年ほど前にウィンドウズ7に対応したノートパソコンを購入しました。先代のウィンドウズXP搭載と同様に、パナソニックのLet's noteを選びました。先代のLet's noteは、本当にとことん使い尽くし、多くのレポートや論文を作成しました。その愛着心もあって、ウィンドウズ7対応のノートパソコンも、パナソニックのLet's noteを躊躇なく選択しました。
 10月26日のウィンドウズ8の発売の段階になって、やや残念なことが発覚しました。それは、私が持っているLet's noteのCF-S9(写真)が、ウィンドウズ8のバージョンアップの対象外であることが判明したことです。購入して時間が経っていないこと、ウィンドウズ7も快適に動作することから、バージョンアップ可能と勝手に思い込み、確認せずにウィンドウズ8のバージョンアップ版を購入しました。家に急いで帰り、早々にインストールを開始すると、最終段階でエラーが発生し、作業が途中でストップするという事態に陥りました。すぐさまサポートセンターに電話、Let's noteのウィンドウズ8の対応状況を確認しました。すると、私の型番であるCF-S9がサポート対象外であり、今後の対応予定も一切ないことを知らされました。ウィンドウズのノートパソコンは、しばらく購入する予定がないため、ウィンドウズ8を体験するのはしばらく後のことになると、その時は思いました。
 しかし、IT好きの私にとって、これは堪え難いことであり、翌日、ウィンドウズ8のDSP版を購入しました。今回のウィンドウズ8は、マイクロソフトのOSにしては、低価格に抑えています。MacのOSが低価格であることから、それを意識した結果かもしれません。もっとも、バージョンアップ版は5,780円、DSP版ウィンドウズ8 Proは15,960円と安かったため、ついつい衝動買いをしてしまった次第です。このDSP版のウィンドウズ8のインストール先は、私の愛機MacBookAirです。まだ、正式の対応が発表されていないようですが、ブートキャンプもいずれは対応するはずですので、この購入に至ったのです。そして、この段階で、2台の通算ですが、10年近く愛用したパソコン、Let's noteとのお別れとなったのです。「さらならLet's note」。
 こうした中で、パナソニックの事業再編に関する記事が、2012年10月27日付読売新聞朝刊に掲載されていましたので紹介します。この度、パソコンのサポートセンターの連絡するため、パナソニックのホームページをチェックすると、余りの商品の多さに、目的の商品がなかなか見つかりませんでした。逆に、驚いたのは、パナソニックの事業範囲の広さであり、私のパソコンがサポート対象外になったのもよく理解できます。記事の題目は『パナソニック、利益率5%未満で撤退も。来年度から各事業部に達成求める』です。以下引用文。
 『パナソニックは、テレビやエアコンなど開発製造を手がける事業部(ビジネスユニット=BU)を約4割減らしたうえで、各BUに対し、一律で5%以上の営業利益率の達成を求める方針を明らかにした。不振事業の事実上の「撤退基準」となり、2013年度から始まる3年間の中期経営計画の柱に盛り込む。
 11年度はテレビや半導体事業が赤字だったが、工場向け産業機器や航空機向け音響映像システム事業などは2ケタ以上の営業利益率を確保した。パナソニック全体の13年3月期の業績予想では3.2%にとどまる見通しだが、5%は十分実現可能とみている。
 各BUには13年度からの3年間で達成するよう求める。実現が困難な場合は、撤退や売却、外部委託などを含めた対策を検討する』
 現時点では、Macへのウィンドウズ8のインストールは、正式なサポートが確認できていません。リスクは取りたくありませんので、データのバックアップを取る必要があり、今、このブログを書いている間に、その準備をしています。パナソニックの液晶事業は、アップル向けの比重を高めようとしています。私のITライフの中で、ウィンドウズパソコンのLet's noteからMacへのシフトは皮肉な結果といえます。サポートするパソコンの機種を絞っていることなどは、この事業再編が影響したものと考えられます。しかし、ウィンドウズ7のパソコンがバージョンアップができなく、仮にアップルのパソコンにインストールできることとなれば、パナソニックのバソコン事業も終わりに近いという気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿