2012年11月8日木曜日

LISMOがソフトバンクで、スマートフォンで花開くコンテンツビジネス

 先日、雑誌を読んでいると、auでサービスを提供しているLISMOがiPhoneでも利用できることを知りました。

 100万曲の音楽コンテンツを月額1,480円で提供するもので、ストリーミングを前提としているものの、200曲まではキャッシュとしてスマホ本体に保存できることに特徴があります。今までは、ソニーが提供するMusic Unlimitedで満足していたのですが、常にネットにつながっている必要があること、日本の音楽コンテンツが少ないことなどにやや不満がありました。もっとも、大好きな"Glee"の楽曲を全て提供しているなど1000万曲のコンテンツ量は膨大であり、ブログを書いていない時は、今も楽曲の発掘に明け暮れてる生活を送っています(右の写真はMusic unlimitedの写真)。最近も、米国の人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』のジーズン1で優勝した「ケリー・クラークソン」を発見、早々にプレイリストに入れて楽しんでいるところです。


 話をLISMOに戻します。LISMOは、元々はauでのサービスですので、ソフトバンクのiPhoneでは使えないと諦めていました。しかし、auのサービスセンターへ連絡すると、ソフトバンクのiPhoneでも利用できることが判明、早々にLISMO unlimitedのアプリをインストールして試してみました。右の写真は、ソフトバンクのiPhone5でLISMO unlimitedを使って、「いきものがかり」の「風と未来」を聴いているところです。iPod Touch4thで写真を撮っていますのでやや不鮮明ですが、左上隅に「SoftBank」と表示されています。前述した通り、キャッシュに音楽データを保存できる点は便利ですね。200曲もダウンロードしておけば、週末のドライブには十分の曲数であるといえます。こうして、Music unlimitedとLISMO unlimitedの画面を比べていると、ネーミングといい、インターフェイスの構成といい、良く似ています。両者のバックには、コンテンツを持っているソニーが存在する可能性があります。どれくらいのコンテンツが提供されているのかは、現時点では不明ですが、しばらくは両者を使い比べてみることにします

 現在、こうしたスマートフォンで可能となったマルチメディアのコンテンツビジネスが花開いています。書籍ビジネスもそうです。アマゾンのKindleの日本語対応が遅かったのですが、私は、iPhoneを利用開始してすぐの時期にiPhone版のKindleアプリをインストールし、洋書ばかりでしたが、iPhoneで書籍を読むということをしていました。i文庫のアプリもインストール、夏目漱石の「こころ」を読み切るなどもしました。現在では、アップルが提供するiBooksを使って、PDF版の経済財政白書など白書類の全て、そして各種論文、レポート類をダウンロードすることは当たり前になっています。紙ベースでの白書の提供は、コスト面ばかりでなく、エコ精神にも反しているといえます。今後は、より多くの書籍、雑誌類がスマートフォンを通して読むことが期待されます。
 この他にもスマホを使ったマルチメディアのコンテンツビジネスは多くあります。一番よく使っているのが、映画・ドラマのストリーミングサービスを展開するHuluです。月額基本料980円で、一生かかっても観ることができないコンテンツを視聴することができます。最近では、コンテンツの質と量ともに充実しており、ドキュメンタリー番組なども提供されています。その中には「地球:45億年物語」「ガラパゴス」「グレートネイチャー」などがあります。
 今後のビジネスモデルは、デバイスを売っているだけではだめです。アップルが、iTinesでしたように、デバイスとコンテンツの両方を提供することが必要といえます。そういう点では、ソニーは、デバイスとコンテンツの両方を保有する唯一の企業です。アップルですら、コンテンツ自体は持っていません。むしろ自らのコンテンツがないことにより、中立的な立場でビジネスを展開できたといえます。ソニーは、赤字続きの決算となっていますが、オリンパスと提携したように、前に向かって進んでいます。後ろ向きになっても、高齢化が極度に進んでいる日本経済しかありません。ソニーのチャレンジ精神にエールを送りたいです。
 こうしてブログ書いていますと、ついにiTunesでソニーミュージックの音楽のダウンロードが可能となりました。早々に、「いきものかがり」のミュージックビデオ「ハルウタ」「笑ってたいんだ」「風が吹いている」をダウンロード、iPod Touchで楽しんでいるところです。素晴らしい時代が到来しつつあります。2012年11月8日付日本経済新聞朝刊によれば、楽曲の配信は、アップル流の256キロビットという高音質で、DRM(デジタル著作権管理)フリーだそうです。

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