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2012年11月8日木曜日

LISMOがソフトバンクで、スマートフォンで花開くコンテンツビジネス

 先日、雑誌を読んでいると、auでサービスを提供しているLISMOがiPhoneでも利用できることを知りました。

 100万曲の音楽コンテンツを月額1,480円で提供するもので、ストリーミングを前提としているものの、200曲まではキャッシュとしてスマホ本体に保存できることに特徴があります。今までは、ソニーが提供するMusic Unlimitedで満足していたのですが、常にネットにつながっている必要があること、日本の音楽コンテンツが少ないことなどにやや不満がありました。もっとも、大好きな"Glee"の楽曲を全て提供しているなど1000万曲のコンテンツ量は膨大であり、ブログを書いていない時は、今も楽曲の発掘に明け暮れてる生活を送っています(右の写真はMusic unlimitedの写真)。最近も、米国の人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』のジーズン1で優勝した「ケリー・クラークソン」を発見、早々にプレイリストに入れて楽しんでいるところです。


 話をLISMOに戻します。LISMOは、元々はauでのサービスですので、ソフトバンクのiPhoneでは使えないと諦めていました。しかし、auのサービスセンターへ連絡すると、ソフトバンクのiPhoneでも利用できることが判明、早々にLISMO unlimitedのアプリをインストールして試してみました。右の写真は、ソフトバンクのiPhone5でLISMO unlimitedを使って、「いきものがかり」の「風と未来」を聴いているところです。iPod Touch4thで写真を撮っていますのでやや不鮮明ですが、左上隅に「SoftBank」と表示されています。前述した通り、キャッシュに音楽データを保存できる点は便利ですね。200曲もダウンロードしておけば、週末のドライブには十分の曲数であるといえます。こうして、Music unlimitedとLISMO unlimitedの画面を比べていると、ネーミングといい、インターフェイスの構成といい、良く似ています。両者のバックには、コンテンツを持っているソニーが存在する可能性があります。どれくらいのコンテンツが提供されているのかは、現時点では不明ですが、しばらくは両者を使い比べてみることにします

 現在、こうしたスマートフォンで可能となったマルチメディアのコンテンツビジネスが花開いています。書籍ビジネスもそうです。アマゾンのKindleの日本語対応が遅かったのですが、私は、iPhoneを利用開始してすぐの時期にiPhone版のKindleアプリをインストールし、洋書ばかりでしたが、iPhoneで書籍を読むということをしていました。i文庫のアプリもインストール、夏目漱石の「こころ」を読み切るなどもしました。現在では、アップルが提供するiBooksを使って、PDF版の経済財政白書など白書類の全て、そして各種論文、レポート類をダウンロードすることは当たり前になっています。紙ベースでの白書の提供は、コスト面ばかりでなく、エコ精神にも反しているといえます。今後は、より多くの書籍、雑誌類がスマートフォンを通して読むことが期待されます。
 この他にもスマホを使ったマルチメディアのコンテンツビジネスは多くあります。一番よく使っているのが、映画・ドラマのストリーミングサービスを展開するHuluです。月額基本料980円で、一生かかっても観ることができないコンテンツを視聴することができます。最近では、コンテンツの質と量ともに充実しており、ドキュメンタリー番組なども提供されています。その中には「地球:45億年物語」「ガラパゴス」「グレートネイチャー」などがあります。
 今後のビジネスモデルは、デバイスを売っているだけではだめです。アップルが、iTinesでしたように、デバイスとコンテンツの両方を提供することが必要といえます。そういう点では、ソニーは、デバイスとコンテンツの両方を保有する唯一の企業です。アップルですら、コンテンツ自体は持っていません。むしろ自らのコンテンツがないことにより、中立的な立場でビジネスを展開できたといえます。ソニーは、赤字続きの決算となっていますが、オリンパスと提携したように、前に向かって進んでいます。後ろ向きになっても、高齢化が極度に進んでいる日本経済しかありません。ソニーのチャレンジ精神にエールを送りたいです。
 こうしてブログ書いていますと、ついにiTunesでソニーミュージックの音楽のダウンロードが可能となりました。早々に、「いきものかがり」のミュージックビデオ「ハルウタ」「笑ってたいんだ」「風が吹いている」をダウンロード、iPod Touchで楽しんでいるところです。素晴らしい時代が到来しつつあります。2012年11月8日付日本経済新聞朝刊によれば、楽曲の配信は、アップル流の256キロビットという高音質で、DRM(デジタル著作権管理)フリーだそうです。

2012年10月27日土曜日

評価が分かれるソフトバンクによる大型買収

 私は、愚かにもiPhoneを4台持っています。ラインナップは、iPhone3GS、iPhone4、iPhone4S、そしてiPhone5です。全てをまんべんなく使っているわけでなく、仕事場へはiPhone3GS、iPhone5を、プライベートはiPhone4Sを持っていき、iPhone4に至っては完全に埃をかぶっています。そして、全てがソフトバンクとの契約であり、KDDIとの契約はありません。iPhoneをメインに売り出していたソフトバンクは、今まではiPhoneの基本料金を、他のスマホと比べて低く抑えており、モバイルルーターを使っている限りは、月額の基本料金は2年間で機種代程度ですみました。しかし、LTEが使えるようになるからという理由で、iPhone5からは基本料金をアップし、KDDIと変わらなくなりました。つまり、ソフトバンクで、iPhoneを契約する意味合いは少なくなったと考えています。
 状況は常に変動しています。LTEのエリア内でiPhone5を使っても、LTEでの接続は全くできず、3Gばかりでの接続でした。しかし、10月26日の帰宅時には、何故かLTEでの接続がスムーズにいきました。ソフトバンクの企業努力があったのか、それともたまたまなのかは不明です。しばらくはNTTドコモのモバイルルーターは使わず、ソフトバンクの回線を使ったデータ通信を試してみるつもりです。幸い、今年の12月末までにテザリングの契約を結べば、テザリングの料金を2年間無料にするキャンペーンを、ソフトバンクが開始しました。これで、iPhone5を軸にしたモバイルライフが、当面の間、実現できるので、ややほっとしているところです。期近の契約数では、ややKDDIが好調で、ソフトバンクは微増にとどまったようです。この背景には、ソフトバンクが、低く抑えていたiPhoneでの基本料金を、iPhone5からやや引き上げたことが響いたとの指摘があります。これを受けてか、両社の株価は、KDDIの株価が比較的堅調に推移している一方で、ソフトバンクの株価は大型買収発表後の下落幅を戻し切っていないと印象を受けます。
 ソフトバンクに関してプラスに印象を与える記事が『週刊エコノミスト』2012年10月30日号に掲載されていましたので紹介します。私は、日本企業による積極的な海外への投資は、長期的にみてプラスだと考えていますので、ソフトバンクの大型買収を評価しています。しかし、ソフトバンクのユーザーとしては、国内での設備投資が優先し、回線状況を少しでも改善して欲しいという気持ちがあり、私の中では評価が交錯しています。記事の題目は『ソフトバンクがスプリント買収へ、買収額は1兆5700億円』です。以下記事引用。
 『スプリントの買収に関する10月12日の新聞各紙の観測報道を受けて、ソフトバンクの株価は大幅に下落し、時価総額は15日終値までの2営業日で6734億円(21.3%)減少した。一因は、買収に伴う財務体質の悪化や増資による株式の希薄化懸念と見られる。
 しかし、10月15日の買収発表で、ソフトバンクの資金調達は借り入れを中心に行い増資する考えはないこと、スプリントへの資金援助は今回の増資引き受け以外に当面考えいないことが明らかになった。
 買収額201億ドルは、121億ドルを既存の株式の取得、80億ドルをスプリントが発行する新株の引き受けで賄う。また、取得株式の高騰も懸念されていたが、1株当たりの平均価格は6.5ドル弱で、買収報道前の株価水準への平均プレミアムは2割強にとどまった。
 一方、スプリントは、増資で得た現金を借入金の返済に回せば、400億円近い金利負担を軽減できる見込みのため、同社の財務は大幅に改善するだろう。
 これらの結果、株式の希薄化懸念が後退するなどして、10月16日以降のソフトバンクの株価は上昇に転じている。ただし、この動きは、財務面の懸念後退を表しているに過ぎない。中長期的には、買収によるシナジー効果を評価する動きが浮上するだろう』
 ソフトバンクの株価はやや持ち直したいるものの、この間の日経平均株価もかなり上昇し、10月25日に終値ベースで9,000円台まで上昇してました。従って、同社の株価は依然として予断を許さない状況であり、買収先のスプリントの業績に注視する必要があるといえます。こうした中で、米携帯電話市場で、ベライゾンが圧勝するという記事が、2012年10月26日付日経新聞朝刊に掲載されていましたので紹介します。ベライゾンは、iPhoneの導入では、AT&Tに後塵に拝しました。しかし、LTEのカバー率でAT&Tを先行しており、ベライゾンが2012年7〜9月期の契約の純増数で圧勝しました。今後、収益面で、ベライゾンがリードを進めていけば、ソフトバンクの買収がマイナスであったといった結果になりかねません。記事の題目は『ベライゾン、米携帯で圧勝。契約純増数、AT&Tの10倍』です。以下引用文。
 『【ニューヨーク=小川達也】米通信大手3社の7〜9月期決算は、携帯電話事業の伸びで明暗が分かれた。契約純増数(プリペイド契約などを除く)はベライゾン・コミュニケーションズがAT&Tの約10倍の差をつけて圧勝。ソフトバンクが買収を決めたスプリント・ネクステルは純減だった。スプリントは赤字幅も拡大しており、上位2社との差は一段と広がっている。(中略)
 成長のカギを握る高速通信サービス「LTE」の展開でもベライゾンはリードを保つ。10年12月からサービスを提供するベライゾンのカバー人口は9月末で2億5000万人。11年9月に始めたAT&Tは1億3500万人だった。スプリントは今年7月からサービスを開始したばかり』
 契約数の増加は、収益面でもプラスに寄与しています。6月末にベライゾンは1契約あたりの月間収入(ARPU)の底上げを狙った新料金プランを導入、このプランが好調であったため、携帯サービスの収入が拡大、全体の売上増に結びついたそうです。対照的にスプリントの業績は、売上高こそ増加していますが、赤字決算となっています。スプリントの動向が、ソフトバンクの将来を左右しかねないのです。ここで、ソフトバンクを国内2位の携帯会社にまでに押し上げた、経営トップの孫正義氏のマジックが必要となるかもしれません。

2012年9月12日水曜日

便利なモバイルルーターと携帯電話の利用料金の国際比較

 私は、4年前ほどからiPhoneのユーザーとなって、外出先でのデータ通信を常に気にしています。いつも、どうすればコストを下げれるかを考えており、現在では一つの結論に達しています。まずは、音声通話は極力せずに、メールだけで連絡することに徹することです。LINEなどを使用すれば便利だと思います。そしてモバイルルーターを1台契約し、iPhoneやパソコンなどの全てのモバイル機器を、1台のルーターを通じてデータ通信することです。このパターンが料金を一番抑えることができるモバイルの環境であると思っています。今では、NTTドコモが提供するLTE対応のモバイルルーターが発売されていますが、私の場合、購入時にLTEサービスが開始されていなかったため、現在でもFOMAのモバイルルーターを愛用しています。このブログを屋外で作成する時も、パソコンをFOMAで接続して対応していますが、エラー、回線速度において特に不満なく利用しています。以下が、私のモバイルの環境です。
 アップル製品が多い中で、肝心のインターネットへの接続は、NTTドコモのモバイルルーターを使用しているのです。7月25日からソフトバンクがプラチナバンドでのサービスを開始しましたが、一度もiPhoneを使ったデータ通信をしたことはありません。ソフトバンクのショップに聞いたところ、このプラチナバンドは、音声サービスに対応したものであって、データ通信に関しては変更ないとのことです。つまり、データ通信については、NTTドコモの方が、依然として通信品質が高いということが考えられます。もっとも、私のiPhoneの契約は、少しでも接続すると課金される2段階定額にしているため、一度も試すことができていないでいるのが実際のとろこです。ソフトバンクのデータ通信について非常に興味があるため、いずれは試してみるつもりでいます。
 ところで、携帯利用料金に関する国際比較をしている記事が2012年8月29日付日本経済新聞朝刊に掲載されていましたので紹介します。結果は、予想通り、東京が高く、ソウルが安いということです。記事の題目は『携帯料金、東京が最高。世界7都市、総務省調査』です。以下引用文。
 『総務省は28日、世界主要7都市を対象とした2011年度の通信サービス価格調査を発表した。東京の携帯電話利用料は1カ月当たり6687円で、ニューヨークなどを上回り最も高かった。音声以外のメールやデータ通信の価格が高いことが影響している。初めて調査したスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の利用料金も東京が最高だった』

 データ元である総務省のホームページに、記事の内容よりも詳しいカテゴリーで調査結果がありましたので少しばかり追加します。レポートを詳しく読んでいると、上記の記事に掲載されているグラフがフィーチャーフォンを対象とした利用料金であることが分かりました。記事にも説明があったのですが、グラフだけをみると勘違いするところでした。因みに、フィチャーフォンとは、いわゆる高機能の従来型の携帯を指し、料金の前提となる利用頻度は、音声99分/月、メール438通/月(うち発信215通)、データ155MB/月としています。一方、スマホの利用頻度は、音声61分/月、メール438通/月(うち発信215通)、データ1.6GB/月としており、データ通信の量を多く見積もっています。上図は、総務省発表のレポートに基づき作成したもので、フィーチャーフォン、スマホともに東京が割高になっていることが分かります。

 IT先進国といわれ、日本をも上回る通信環境であるとされる韓国・ソウルの利用料金が最も安いことが気になります。スマホ普及には利用料金の引き下げは不可欠です。もっとも、利用料金の引き下げは、過度なアクセスを生じさせ、システム全体がシャットダウンする恐れがあります。最近、NTTドコモで相次いで発生した不手際は、スマホ普及によるアクセス量の増大が背景にあると思います。しかし、現在の利用料金の高さを考慮すれば、ダムや道路など無駄な公共事業はすみやかに停止し、いまや生活に不可欠なインフラであるネットの回線速度や品質の向上への投資は、官民一体となって進めるべき事業ではないかと考えています。

2012年8月25日土曜日

アップルの勝利、サムスンの敗北

 泥沼の様相を呈していたアップルとサムソン電子の訴訟に判決が出ました。結果は、アップルの勝利で、サムスン電子の敗北となり、サムスン電子はアップルに対して約10億5千万ドルの賠償金を支払うことを命じられました。アップルとグーグルの代理戦争といわれた、一連の訴訟合戦はアップル側に有利になったともいえますが、世界各国で行われた判決が異なること、仮に販売差し止めとなった場合でも既に販売されている旧型モデルに限定されることから、影響は限られるものと考えています。日本でも31日にも評決され、日本での結果が待ち望まれるところです。因みに、韓国の裁判所は、アップルとサムスン電子双方が相互の特許は侵害し、一部製品の販売差し止めという評決となりました。同様の裁判は、世界10カ国で約50件も行われており、「特許をめぐる史上最大の裁判」ともいわれています。
 一連の裁判で最も注目されるのは、やはり米国での結果です。この裁判の評決に関する記事が2012年8月25日付日本経済新聞夕刊に掲載されていましたので紹介します。記事の題目は『サムスンが特許侵害、地裁陪審評決、830億円賠償命令。アップル米訴訟』です。以下引用文。

 『【シリコンバレー=岡田信行】米アップルと韓国サムスン電子がスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」などの特許やデザインを巡って争っている訴訟で、米カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所(サンノゼ市)の陪審は24日、サムスンがアップルの一部特許を侵害したとの評決を言い渡した。アップルの損害を約10億5千万ドル(約830億円)と認定、サムスン電子に支払いを命じた。

 今回の陪審評決を踏まえ、判事が製品販売の差し止めも含めた最終的な命令(判決)を出す。特許を侵害した製品の米国内での販売が差し止められる可能性が高い。(中略)
 アップルは2011年4月、サムスンが自社の特許を侵害したと米連邦地裁に訴え、その後、サムスンが逆提訴。両社は世界各地で訴訟合戦を繰り広げている。アップルは、サムスンが採用している米グーグルの携帯端末用OS「アンドロイド」を「アップルの技術を盗んだ」(故スティーブ・ジョブス前会長)ものと主張している。
 今回の訴訟は7月末に審理が始まった。大市場の米国での裁判というだけでなく、アップルとグーグルが本社を置くシリコンバレーの裁判所での審理ということもあり、アップルの主要幹部も出廷、審理で飛び出す証言や証拠、両社の主張も大きな注目を集めた』
 アップルのiPhone用の次期OSの発表が間近です。iOS6では、今まではプリインストールされていたグーグルの地図アプリが外され、アップルが独自開発した地図アプリが導入されます。アップルの脱グーグルは進んでいるものの、現在のグーグルの地図アプリには非常に満足しているところもあり、アップルは同様の機能のアプリを準備できるか注目されています。同様に、YouTubeも外されるとのことですが、グーグルは、iOS用の地図及びYouTubeのアプリを準備するといわれており、影響はさほどないと思われます。
 2012年4〜6月のスマートフォンの世界シェア(注)は、サムスン電子が32.6%であるのに対して、アップルは16.9%にとどまっています。これは、サムスン電子のGalaxyの方が人気があるというよりは、9月12日にiPhone5の発表を控え、やや買い控えが起こっていることが背景にあると考えています。iPhoneを使用している私にとって、この判決には複雑な印象を受けます。それは、消費者の選択肢が減るという事態は是が非とも避けたいということからきています。もっとも、シェアからみれば、アップルよりもサムスン電子が市場を席巻、さらなるシェア拡大に歯止めがかかるという見方もできます。
 販売店などに圧力をかけるなど、アップルは過去にも独占禁止法違反などで罰さられています。判決に勝訴したアップルが、(現状では考えられませんが)スマホの分野でガリバー的な存在になれば、この市場の発展は歪んだものとなりかねません。アップル、グーグル、そしてマイクロソフトなどの様々な企業が参入し、激しい競争を展開する中で技術進歩が起こり、消費者はメリットを享受することができます。米企業、韓国企業ばかりが目立つスマホ市場です。先進性では決して負けていない日本企業も国内の過当な競争市場から脱し、今後は世界市場へとチャレンジすることが期待されています。
(注)米IDCの統計によるもの。

2012年8月3日金曜日

Macの新OS、Mountain Lionの使い勝手

7月25日にMacの新しいOS、Mountain Lionが発売されました。即日、App Storeからダウンロード、MacBookAirにインストールし、試しているところです。一番、驚いた機能は、先日のブログでも書きましたが、音声による文字入力機能がOSに標準装備されたことです。面白いと思いましたので、7月26日以降に作成した、この一連のブログでも何度も使用し、同機能の認識力をチェックしてみました。以前、ジャストシステムのワープロソフト、一太郎に同様の機能が付けられたことがあり、ウィンドウズパソコンにインストールしたものの、余りいい印象は受けなかったという記憶があります。
 この機能は、あまり期待していなかったのですが、実際に使用してみてかなり使えるという感覚を得ました。私は、タイピングが苦手ですので、この新しい機能に感動しているところです。つまり、この音声入力は使えるということです。次に気がついたのが、メモの機能です。私は、iPhoneを使っている関係で、iPhoneのメモの使用頻度が高く、何かとデータの記録しています。例えば、債券の価格や株価などのデータです。手帳を持つという習慣もなく、非常に重宝している機能の一つです。このメモの一番便利なのは、iPhone同士での同期も可能であるばかりでなく、屋内で主に使っているiPadやiPod Touchのメモとデータの同期できることです。このメモがMacのドックに表示されいることに気がついた時は感動しました。早速立ち上げてみると、iPhoneのデータと同じものが表示され、これで入力したデータをパソコンに取り込んむことが簡単になったとともに、パソコンを立ち上げ、いちすちiPhoneの画面をみながらという作業する必要がなくなったことは喜ばしいことです。
 また、OSのバーションアップとほぼ同時にアップルが開発したオフィスソフトであるPages(ワープロ)、Numbers(表計算ソフト)、Keynote(プレゼン)のiPhone版がアップグレードされました。今までは、Macで作ったドキュメントやグラフの一部が、iPhone側で一部読めないことがあったので、この点に関する改善がされ、パソコンとiPad、iPhoneなどの携帯デバイスとのデータのやり取りをよりスムーズにしたと考えられます。アップルのクラウドサービスであるiCloudが既にスタートしており、そのアプリケーション版であるドキュメント・イン・ザ・クラウドをより機能的にする上で大切なバージョンアップであると思われますが、今のところ使っていません。後、画面をみて気づくのは、右上に「通知センター」のボタンが追加されたことです。私の生活は、スケジュールに追われているわけではありませんので、余り使わない機能ですが、今後、雑誌などで調べるなどして、この機能について追求するつもりではいます。上の写真は、Mountain Lionの画面で、Safari、メモ、通知センターを立ち上げているところです。Lionからのマイナーチェンジという点は否めませんが、iPhoneのiOS6がまもなく発表されます。MacのOSのバーションアップは、iOSとの親和性を高めるためのものと考えています。
 ところで、この新OSで驚いたのは、App Storeで購入した後は、同じiTunesのアカウントが同一ならば、ライセンスはフリーであることです。もっとも、iTunesのライセンス認証は5台までですので、一定の制約があるはずですね。しかし、Snow Leopard、Lion、Mountain Lionと相次ぐOSのバーションアップで、アップル社の勢いを感じます。対するマイクロソフトは、今年の10月にウィンドウズ8の発売を予定しています。Macのシェアは小さいので、Macがウィンドウズの市場シェアを奪いさるということは、現時点ではあり得ない話です。しかし、リーマン・ショック後も着実に販売台数を伸ばしているMacには、ウィンドウズパソコンにない、楽しさがあります。ビジネスユーザーは無理としても、家のパソコンはMacが標準という時代が訪れる可能性は否定できないでしょう。
右図は、アップルのホームベージの決算データを集計したアップルのパソコン、つまりMacの販売台数の推移を示しています。デスクトップ型のパソコンの伸び悩んでいるという印象ですが、ノートパソコンは大きな伸びを維持しています。リーマン・ショックの影響を受けていないというのが、同社のパソコン販売といえます。やはり、iPhoneやiPadを使うには、Macとの親和性が高く、iPhone、iPadの利用者増がアップルのパソコン販売の増加につながっているのです。
 9月12日に新しいiPhoneであるiPhone5が発表もしくは発売される噂があります。iPhone5にはイン・セル型のタッチパネルが採用、受注を受けたシャープやジャパン・ディスプレイなどの歩留まり率が高まらないという問題を抱えているそうです。このことから、当初は品薄状態が続くことも予想され、私は、予約が開始された段階で、即注文でいこうと考えています。

2012年7月22日日曜日

ソニーのMusic Unlimitedに大感激、iOSにも対応

ソニーのクラウドベースの音楽配信サービス、Music Unlimitedがサービスを開始しました。同サービスは、月額1,480円の定額で1,000万曲もの音楽データを聴くことができる音楽のストリーミングサービスです。アップルのiTunesに対抗する有力な競争相手になると考えています。アップルも、現在のiTunes、iTunes in the cloudに加え、iTunes Matchを年内には日本で開始するそうですが、ソニーとアップルが提供するサービスのコンセプトはやや異なり、直接の競争とはなりませんが、どちらのサービスも業界の活性化つながる上でプラスでしょう。
ところで、Music Unlimitedは、アンドロイドOS搭載のウォークマンであるZシリーズに対応しているとのことで、早々にユーザー登録し、専用アプリをダウンロードしてみました。そして、今、はまっている"Glee"の音楽データをダウンロードし、ウォークマンのZシリーズで音楽を聞きながら、このブログを書いています。素晴らしいの一言です。音質などは、私が聞く限りでは、全く問題なく、アルバムを指定した場合、一曲聴いている間に、次の曲のデータが自動的にダウンロードされ、待ち時間は全くなく、連続して楽曲を楽しむことができ驚いているところです。今は、回線速度の速い屋内でのWi-Fiの接続ですので、外出時、3G回線を使用した場合、同様のスピードで体現できるかは不明です。実際にやってみないとわからないところがありますが、LTEになった場合は、屋内外での回線速度の差はないということになります。また、ホームページによると、ウォークマンのZシリーズの場合、音楽データを一時保管することができ、常時ストリーミングにて対応する必要はないそうです。まだ、機能を使いこなしていないので、どのようにすれば一時保管ができるのかは不明ですが、私の勘違いがなけば、このウォークマンはかなり使えるデバイスへと変身することになります。
右の写真は、ウォークマンのZシリーズにおけるMusic Unlimitedのトップメニューです。これからどんどん使っていって判明するのですが、使いにくかったMoraとは違い、なかなかのものあるでと直感的に感じました。右上の検索ボタンをタップすれば、検索画面が現れ、アルバム名、アーティスト名、曲名を入力すれば、目的の曲はすぐにみつかるようです。実際、"Glee"の楽曲もすぐにみつかりました。そして、驚いたのは、楽曲数です。"Glee"だけでも300曲以上がヒットしました。
また、これはソフトウェアのアップデートで改善することですので、今後、新たなサービスが付加されていく可能性は十分にあり、ビデオクリップ、そして映画なども自由に視聴することができればとは思っています。現時点では、データ量が大きくなり過ぎるという点で現実的ではないとは思われますが、回線速度は日々向上していることから、将来的にはないことはないと思います。
そして、Music Unlimitedについて調べていると、何とiOS向けのサービスを開始したことを知りました。つまりiPhone、iPodで、同サービスの利用ができるようになったのです。早々にiPodに専用アプリをダウンロードしたのが左の写真です。"FANATBIT"、"LINE"、WOWOWのオンデマンドサービス、GoogleのChromeの次にあるのが、Music Unlimitedのアイコン、"MUnlimited"です。今の瞬間は、iPodで"Glee"の楽曲を聴いているところです。私の聴く能力もあり、ウォークマンとiPodの差は区別できませんが、本当にゆっくり音楽を楽しみたいのならば前者、気持ちをアップテンポにしたいのならば後者、と勝手ながら判断しました。
ソニーは、有力なコンテンツを持っている数少ない日本の企業です。この資産を生かすことが、ソニー復活のカギです。iOS向けサービスの開始こそが、新たなソニーの出発点になると思います。
このブログの前半部分を書いた翌日に、iPhone3GSでMusic Unlimitedを屋外で試してみました。驚いたのは3G回線での楽曲データのダウンロードは非常にスムーズで、ストレスなく、"Glee"のシーズン1のアルバムを丸ごとダウンロードに成功しました。圧縮方法に工夫があるのか、音質も問題ないですし、スピードには驚きました。その時が、私の音楽ライフが大きく変化する一瞬だったと、後で回想するかもしれませんね。
 ところで、Music UnlimitedのiOSへの対応は、ソニーとアップルの融和ではないかと考えています。通常、iTunesを通じた課金にしかゴーサインを出さないアップルです。それをすり抜ける形での、今回のサービス開始です。アップルの宿敵、サムスン電子を駆逐するために、アップルとソニーが手を組んでもおかしくはないです。

2012年5月10日木曜日

iPhoneアプリ、FANTABITに驚き

2012年3月13日付の『Siriの日本語対応』のブログの中で、日本の音声認識技術は世界最先端を行っており、デジタル空間に「初音ミク」というアイドルを創造したこと書きました。この音に関する技術の進歩で、新たなiPhoneアプリがあることが、『Mac Fan』2012年6月号に紹介されていました。私は、現在、音楽ライフの中心にあるのが、iPhoneとiPodのアップル製品とウォークマンのXシリーズとZシリーズです。ウォークマンのXシリーズは画面サイズが小さすぎるということで余り使わなくなりましたが、それ以外の3つの機種はTPOを考えながら、フル稼働しています。3年近く前にiPhoneを購入してから、私の音楽ライフは、それまでの流れからパラダイムシフトし、新たな局面を迎えており、むしろ私のライフスタイルの中心に位置する存在にまでなっています。
 もっとも、毎日会社勤めをしている関係で、常時持っているのはiPhone3GSで、ややスピード面で不満があるものの、SafariでWebをみるには全く問題がなく、インターネットは、パソコンではなく、モバイル機器を使用して接続する時間がほとんどとなっている次第です。そうした中で、新たな音楽アプリの紹介が雑誌に掲載されており、早々にダウンロードしみました。そのアプリとは「FANTABIT」というものです。通常、携帯デバイスに音楽をインストールする際には何らかな圧縮することで、相当数の楽曲を1つのデバイスに入れて、持ち歩くことができます。因に、私はCDからiTunesに音楽をインストール際は、アップル・ロスレス・エンコードに設定しています。これは、このエンコードが音質がいいと記述があったたためです。
 しかし、楽曲に何らかの圧縮がかかることで、もともとあった音域が失われる弊害があるそうです。もっとも、その音を人間は聴くことができないため、圧縮をしてインストールしても全然問題がないという考えが、携帯音楽プレーヤーにはあります。しかし、この「FANTABIT」というアプリをダウンロードし、楽曲を早々に聴いてみました。そして、iPodのミュージックアプリと同アプリを通じて同じ楽曲を聴き比べてみました。すると、「FANTABIT」を使用して楽曲を聴いた場合の方が、高音域の音が明らかに差があることが理解できました。「クリア」という表現が適切がどうか分かりませんが、私はそう思いました。ウォークマンを使っていることもあり、音のクリアさではiPhoneやiPodにやや不満があったのですが、このアプリを使えば、私の聴く能力の範囲ではどちらも同等のレベルに達していると思います。ソフトウェアの技術というものは凄いですね。写真は、iTunesの同アプリ購入の画面とiPod上で実際に使用している時の画面です。そして、以下は『MacFan』の記述の引用です(P23)。
 『デジタルアクトは、京都に本社を置く技術者集団だ。「ファンタピクス(FantaPix)という画像の可逆圧縮・復元技術を生み出し、その技術は映画「ラ・ボエーム」や「マイケル・ジャクソン・キング・オブ・ポップの素顔」にも採用されている。そんな技術者集団が音の世界に注目し、開発したのがこのアプリというわけだ。
 CDなどの音をMP3やAACに圧縮すると、高音域がカットされてしまう。データ量を少なくするために可聴領域外の音を削除した形だが、同社社長の斉藤和久氏は「人は可聴領域外の音も感じている」と主張する。同様の意見は、CDの登場以来さまざまな研究論文でも主張されており、高周波音を含む音楽を聴くと脳にアルファ波が検出されたという結果もある。
 ファンタビットは、残っている音声波形を元に「本来あったはずの高音域」を解析し復元するそうだ。高音域を復元することによって音全体の調和が甦り、原音にあったはずの細部のディテールや空間的な表現力が回復するというわけだ』
「百聞は一見にしかず」ではなく、この場合は「百見は一聞にしかず」ですね。是非ともこのアプリを使ってみて下さい。それと、日本の音に関する技術の凄さを、再び感じる瞬間でした。

2012年2月2日木曜日

独走、米アップル

今、ブログを書いていると、NHKのニュース番組「ワールドWave トゥナイト」で、世界最大の交流サイトFacebookが上場を申請したことが報道されました。予想される時価総額1000億ドルで、日本企業の時価総額第2位のNTTを上回るとのことです。2012年1月25日ブログ「IT業界の4強」で綴ったように、Facebookの上場を機に、株式公開では先をいくApple、Google、Amazonと同社の競争条件が同じになることで、4社間での競争がいっそう激しくなることが予想されます。
せっかくですので、今日はIT業界4強の一角を占める米Apple社について少し書かせていただきます。今でも、故スティーブ・ジョブス氏の特集番組が時々報道されています。2012年1月29日にNHKで報道されたBS世界のドキュメンタリー『スティーブ・ジョブス〜カリスマの素顔〜』で、私は同社の社名の由来を初めて知りました。社名の由来は、アップルの信奉者にとっては当たり前なのかもしれませんが、若かりし頃、ジョブス氏がリンゴ農園で共同生活を営んでいたという事実を前置きをした上で、アイザック・ニュートンに敬意を表して社名を「Apple」としたとのことです。そういえば、事業的には失敗しましたが、過去の製品の中に「ニュートン」という名の携帯端末がありました。社名の由来にもなった人物の名を冠していることからも、発売当時の思い入れが感じられます。ジョブス氏自身が世に送り出した最後の製品が、iPadという同様の携帯端末であったことも因縁めいたものですね。因みに、同社のリンゴのロゴの右側が少しが欠けているのは、トマトと間違われないようにするためです。この番組で、特に面白かったのは、同社の創業に関する部分です。「アップルは自宅のガレージで始まった」と記述されている記事をよく目にしますが、正確にはジョブスの妹の部屋で始まり、後にガレージに移ったというのが事実だそうです。
2012年1月26日付日本経済新聞朝刊に『独走アップル、新分野攻勢』という記事が掲載されていましたので引用します。以下引用文。

『【シリコンバレー=岡田信行】米IT(情報技術)大手9社の2011年10月〜12月期決算が出そろった。景気後退やパソコン需要の伸び鈍化などで2社が減収、3社が減益だった。減速感が漂う中、独走状態となったのはスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」がヒットしたアップル。スティーブ・ジョブス前会長の死去後も手堅い経営を継続、テレビへの本格参入も探るなど新分野でも攻勢が続く』

引き続き、Apple社の独走が続いているようですね。グラフは記事の表をグラフ化したものですが、同社の売上高・純利益はさることながら、売上高対営業利益率が28%にも及んでいることが驚きです。これは、同社独特の生産システムに加え、ブランドの高さによるもので、同水準の売上高の日本企業にはあり得ない水準の純利益です。日本企業も見習う点が多そうです。米調査会社の調べによると、iPhone4S(32GB)、iPad2 3G(32GB)の販売価格に対する製造原価率は、それぞれ約27%、約46%です(注)。この製造原価の低さが同社の利益率の高さを物語っています。
そろそろ、次のiPadの製品発表の時期ですね。私は、このデバイスを購入する予定です。第一世代のiPadを購入しましたが、実は最近まで全く利用していなかったのが実情でした。しかし、ここへきて利用率が急にあがっています。理由はiPadで地デジ・BSが視聴できるようになったこと、映像配信サービスHuluのコンテンツを視るのには一番適したサイズであることなどです。しかし、一番魅力を感じているのは、ブログを書く際に利用する白書などをiPadに直接ダウンロードして、iPadを書籍代わりに使用するようになったことです。ダウンロード版ですので費用はかからないですし、なによりもエコです。第一世代のiPadは描画速度がやや遅く、目に負担がかかります。第三世代のiPadはクアッドコアのCPUを搭載している噂があり、この欠点が克服していると思われます。スペックの正式発表の日を楽しみにしています。
(注)「Mac Fan」2012/3号の特集記事『Appleの正体』、p43、マイナビ。