ここで、私の個人的な意見は、ギリシャに対してこれ以上の支援はするべきではなく、仮に財政緊縮に反対する急進左派連合が勝利したのならば、速やかに支援を打ち切り、ギリシャのユーロ離脱を容認するべきであると考えています。その結果、ギリシャ国債のデフォルトは必至であり、デフォルト後にギリシャ国内がどのような結果になるかを、世界へと知らしめることが大切だと思っています。意外と復活したギリシャ通貨、ドラクマが大暴落することによって、同国の輸出産業や観光産業が復活するかもしれません。とにかく、長引くことがマイナスなのです。仮に、ハイパーインフレーションと失業率が50%超などの悲惨な結果がギリシャを襲ったならば、それをみてスペイン国民が、積極的な財政赤字の削減に取り組むことの必要性を痛感すれば、財政緊縮策で同国と他のユーロ諸国は協調することができるでしょう。連鎖は、ギリシャで止めることが大切であり、だらだらとした対応は、ユーロの信頼回復には結びつかないといえます。

ここで、金価格がプラチナ価格を上回っていることを記述している記事が2012年6月5日付日本経済新聞夕刊に掲載されていましたので紹介します。記事の題目は『プラチナより金、価格逆転が定着』です。以下引用文。
『貴金属市場で金の価格がより実用性の高いプラチナ(白金)を上回る逆転が定着する気配だ。プラチナは自動車の排ガス処理に使えるなど特殊な機能があり過去30年近く金価格を2割〜2倍上回るのが常だった。欧州経済の低迷で工業用の消費が多いプラチナが大幅に値下がりする半面、金は不安心理を背景に株などから資金を移す動きが続き、価格が下支えさられている』資源量は、金の方が圧倒的に多く、工業用途が8割を占めるプラチナは、燃料電池の触媒としても期待されています。従って、プラチナの価格が、将来的には金価格を上回ると予想されます。従って、通貨不安がある中で、金の価格とプラチナの価格の差こそが、市場関係者の不安心理であると捉えることもできます。ところで、金の価格には特殊要因があります。それは、金の最大消費国がインドということです。このことを説明した記事が『週刊エコノミスト』2012年6月19日号ありましたので紹介します。記事の題目は『インド、金の輝きは魅力だが、経常赤字の要因に』です。以下引用文。
『国内(インド)ではほとんど金の産出がないため、多くを輸入に頼っている。10年度の金の輸入は輸入額全体の9.6%を占め、貿易赤字、ひいてはインド政府が悩む経常収支赤字の要因となっている。
インド政府は12年度予算案で金の輸入関税を引き上げ(11年度に2%に引き上げたものをさらに4%へ)と、物品税の金宝飾への課税対象拡大を打ち出した。これに対し、宝飾品業界は一斉に大反対。小売店は抗議のストライキに乗り出し、物品税引き上げは撤回されることとなった』

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