
こうした中で、地熱発電に関して遅れているわが国を象徴する記事が2012年7月30日日本経済新聞朝刊に掲載されていましたので紹介します。記事の題目は『インドネシアの地熱発電、買い取り価格、最大2倍』です。私は、今後のエネルギー政策は、わが国の将来を左右する問題であると認識しており、この一連のブログでも、2012年7月8日に『わが国での太陽発電の限界と期待される洋上風力発電』、2012年4月26日に『再生エネルギーの買い取り』で、再生可能エネルギーについて取り上げています。以下引用文。
『【ジャカルタ=渡辺禎央】世界最大規模の地熱資源を持つインドネシアで、政府が地熱発電による電力の買い取り価格を最大で約2倍に引き上げる。発電事業者は国営電力会社に対し現状よりも高い価格で売電できるようになり、事業の採算リスクが低減。新規の発電事業が相次ぎ動き始めるば、日本の重電メーカーが強みを持つ発電設備の商機も広がりそうだ。上図は、各国の地熱発電の既存設備の容量を示したものです。単位に間違いがなければ、原子力発電施設1基当たりの発電能力は大体100万kwです。米国の地熱発電の設備が、2009年時点で300万kwです。こうしてみると、世界一の発電能力を持つ米国でも、原発3基分しか、地熱で発電していないのです。逆の意味では、この市場は、まだまだ成長する余地があると考えてもいいでしょう。インドネシアが先行することとなりますが、同国での成功が、日本のエネルギー政策に影響を与える可能性もあります。今後の動向が期待されるところですね。
インドネシアでは民間企業が出資・運営する発電事業会社が電気をつくり、国営電力会社PLNに販売。PLNが産業・家庭向けに電力を供給する形が普及している。(中略)地熱発電の設備では三菱重工業など日本勢が世界の7割のシェアを持つ。国際協力機構(JICA)なども資金協力を通じてインドネシア各地の計画を支援。地熱発電のノウハウを持つ日本やニュージーランドなどによる事業権の獲得競争も厳しさを増しそうだ』
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