2012年6月29日金曜日

製造業をも支配するコンビニ3強の影響力

私は、コンビニエンスストア(以下コンビニ)の中では、ファミリーマートの利用頻度が圧倒的に多い。ファミマは、会社の通勤コースにあったり、近所にあるから利用しているのではなく、実はTUTAYAのTポイントを集めていることが本当の目的です。やや企業戦略にのせられている感は否めませんが、Tポイントが最終的にANAのマイレージに移行できるから貯めているのです。毎年、北海道に行き、写真撮影、トレッキング、そして登山ができるのは、実はTUTAYAのTポイントとファミマのおかげです。また、値段はやや高いものの、大型店舗に行くよりも、気軽に商品を手にすることができるコンビニは、家計の必需品を購入する役目のない私にとって、食品、飲料品、日用品の最大の購入先です。利便性がより一層高まれば、私のライフスタイルにはプラスとなります。
大型店舗の業績が伸び悩んでいる一方で、コンビニの売上高が着実に伸びています。右図は、経済産業省発表の大型小売店とコンビニの売上高の推移を示したものです。コンビニの売上高は、大型小売店の半分以下に留まっているものの、増加基調にあり、コンビニのシェアは、今後より一層高まることが予想されます。デフレ経済の進行とは事情は異なり、コンビニの伸張は、消費者が求めているのは価格だけではなく、やはり利便性の向上も成長には不可欠であることが伺える結果となっています。
こうした中で、食品メーカーなどにもプライベートブランドの製造が迫られるなど、コンビにの影響力が高まっています。この点に関して『週刊ダイヤモンド』2012年6月16日号に記述している記事がありましたので紹介します。記事の題目は『コンビニストアは三強へ、大手メーカーもPB生産応諾、差別化戦略では勝ち切れない』です。以下引用文。
『「昨年、流れが大きく変わった。従来抵抗してきた上位メーカーがいっせいにプライベートブランド(PB)生産に前向きになった」と大手食品メーカーの経営幹部が苦々しく語る。
「安くて、利益率が低いPBは本来やりたくないが、ウチがやらなければ、他社が生産する」「やれば、ウチのナショナルブランド(NB)商品の取り扱いで配慮があるはず」との思いから、大手メーカーもPB生産比率の比重を増やした。
上位メーカーを動かしたのは、コンビニエンスストア大手のPB強化策だ。(パート2で言及した)セブン-イレブンの他、ローソンやファミリーマートが2年ほど前からPB強化を加速した。ローソンは一昨年7月、既存のPB「バリューライン」に加えて新PB「ローソンセレクト」を投入。昨年11月には食パンや牛乳など、鮮度を問われる分野にも拡大した。消費者がスーパーで買っていた商品領域で、購買間隔の長いものから短いものへとPBの範囲を広げている』
上記記事は、コンビニといえども価格競争は無視できなくなっていることを示しています。さらなるシェアの拡大によりメーカーへの影響力は高まることが予想されます。
 私がファミリーマートを利用しているのは、ポイントのゲットが主な目的ですが、コンビニ大手は、一般の消費者をターゲットにした購買間隔の短いものへと商品をシフトしています。価格競争でも優位に立ちスーパーなどが特異とした分野でも着実に存在感を増しているのが、今のコンビニです。そして、スーパーが得意とし、購買間隔が短い典型的な商品とは、生鮮野菜です。この分野にいち早く進出したローソンが話題となりました。それを追撃するかのようにセブン-イレブンでも同分野を強化しています。上図はコンビニ大手の地域別のシェアを示しています。数年前までは、私が住む岡山県にはセブン-イレブンは全く存在していませんでした。しかし、同県西部に同社の流通拠点ができてから店舗網が一挙に拡大、中国地方でも王者セブン-イレブンが37%ものシェアを獲得しています。また、同社の企業戦略を示す徹底さを表しているのが、四国でのシェアです。同社は四国には進出していないのです。
 1社独占というのは消費者にとって望ましくないです。しかし、3社程度が激しい競争をしている状況が続けば、消費者が享受できる利益は大きくなります。

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