ところが、上記の4強に入らなかったものの、依然としてIT業界の巨像であるマイクロソフトの業績が好調のようです。2012年4月20日付日本経済新聞夕刊にマイクロソフトの売上高を過去最高を更新したという記事が掲載されていました。以下引用文。
『【シリコンバレー=岡田信行】米マイクロソフト(MS)が19日発表した2012年1〜3月期決算は売上高が前年同期比6%増の174億700万ドル(約1兆4,200億円)となり、1〜3月期として過去最高を更新した。業務用部門の売上高が拡大、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」に頼らなくても、収益を拡大できる体質を築きつつある』この背景には、サーバー用ソフト「SQLサーバー」が着実に成長、ウィンドウズ部門と肩を並べるまでになっていること、ビジネス用の「オフィス」の販売が引き続き快走していることなどがあります。まぁ、確かに、このブログのコンテンツ作りに活用している主なツールはマイクロソフトの「オフィス」ですし、同社が提供するクラウドサービスである「SkyDrive」はなかなか使い勝手がよく、データの保存場所としてよく利用しています。アップルやグーグルの利用の比重が高まっているものの、依然として私のパソコンライフの中心にあるのは、やはりマイクロソフトであることは変わらない事実です。しかし、同社に対する私の不満はかなり大きいものになっています。例えば、OSやアプリケーションソフトの値段の高さです。利便性やデータの互換性は高いものの、バージョンアップつどに3万円前後もむしり取られるにはかなりの不満があります。加えて、セキュリティーに関しては最悪で、かなりの頻度でアップデートを強いられ、無駄になる時間が多いこと、ウィルスの心配を常にしなければならないことなどがあります。
上表は、マイクロソフト社の2011年及び2012年1〜3月期決算の部門別売上高、営業損益を表したものです。マイクロソフト社は、ウィンドウズ、サーバー&ツール、ビジネスを主要部門としたソフトウェアの会社であることが分かります。今後は、同社はウィンドウズフォンになどにスマートフォン分野に積極的に進出することが予想されています。それは、今年中に発売される次期OSであるウィンドウズ8のインターフェイスが、現在販売されているウィンドウズフォンと同じデザインであることから伺えます。スマートフォンの分野で、iOS、アンドロイド、そしてウィンドウズが真っ向から競争する時期を近づいている気がします。そして、この状態こそが、マイクロソフトの脱ウィンドウズのキーポイントになると考えています。
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